猛威をふるっているコロナ…非常事態宣言が解除された都道府県もありますが、LGBTやその支援者たちにも影響が出ているようです。
レインボープライドなどイベント
人が多く集まってしまうイベントは軒並み延期・中止になってますね。
ライラカンパニーのドラァグクイーンが出演する予定だったイベントも延期や中止が続いてます。
全国各地で開催されるレインボープライドも同様に中止になってますね。
ライラが共同実行委員長を務めている名古屋レインボープライドも、今年の開催が中止となりました。
今年度の名古屋レインボープライド・三重レインボープライドは中止になってしまいましたが、毎年協賛していただいているチェリオさまが自販機に、昨年集まったメッセージを掲示してくだしました。
また、東京レインボープライドも同様に中止となったのですが『TRP2020オンライン「#おうちでプライド」トークライブ&パレード』が開催されました!
約44万人の方が視聴・投稿参加され、オンラインだから参加できた方もいたようで大盛況でした。
イベントの開催ができない期間ですが、今回の東京レインボープライドのようにオンラインを使ってInstagramやYouTube・ツイキャスなどで発信されている方も増えてますね。
6月28日(日)13:00~15:00に名古屋レインボープライド*オンライン開催も決定しました!!
Zoomでの開催となり事前予約が必要となります。
※ご予約いただいた方へZoom招待URLを返送いたします。
差別のない社会へ向けた法整備キャンペーン
2014年12月五輪憲章に「性指向による差別禁止」が追加されました。
東京大会に向け、東京都が性的少数者への差別禁止する「人権尊重条例」を制定したのですが、多数の先進国にある「LGBT差別を禁じる法律」はまだ日本にはありません。
LGBT法連合会などが「LGBT平等法」制定を求めるキャンペーンを展開すべく計画していたのですが、こちらも延期となってしまいました。
コロナにかかったときの不安
コロナ感染拡大に伴い不安や悩みを抱えている方も増えています。
一般社団法人Marriage For All Japanがアンケートやオンライン会議が行われ、その結果が報告されました。
その中でも多かったのが、パートナーがPCR検査を受けたときや入院などになったときに家族と同様に扱ってもらえないのでは?と言う不安でした。
オンライン会議に参加した医療関係者の方が、感染者本人が意思を示しておけば同性のパートナーも家族と同様に扱われる場合もあることや、意識を失った場合でも意思確認ができるように、事前にカードなどを準備しておく必要があることなどをアドバイスされていたようです。
しかし、同性パートナーシップ証明制度を利用していても、証明書に法的効力がなく役所以外での認知度が低いため、判断は病院次第となる場合もあり、実際にパートナーが症状や居場所を教えていただけなかったケースもあります。
そして次に多かったのが、感染経路や濃厚接触者の調査により個人特定のおそれがあり、インターネット上で中傷されるケースへの危惧です。
愛知県のホームページに個人情報が誤って掲載されてしまったトラブルもありました。
また、感染や濃厚接触をきっかけに自身の性的指向や、パートナーの存在などを周囲に明かしていない方が知られてしまうのではと危惧しています。
厚生労働省のクラスター対策班の方針により、感染が明らかになると自治体などで行動歴の疫学調査が行われています。
その感染ルートが特定される過程で、意図しないカミングアウト(アウティング)の危険にさらされるのではないかという不安の声も多数あります。
自粛は解除になりましたが、コロナにより「新しい生活様式」がスタンダードとなっています。
厚生労働省から、新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を具体的にイメージいただけるよう実践例が示されました。
一人ひとりの基本的感染対策
- 身体的距離の確保
- マスクの着用(夏場は熱中症に気をつけて)
- 手洗い
日常生活を営む上での基本的生活様式
- まめに手洗い・手指消毒
- 咳エチケットの徹底
- こまめに換気(エアコン併用で室温を28℃以下に)
- 身体的距離の確保
- 3密の回避(密集・密接・密閉)
- 一人ひとりの健康状態に応じた運動や食事・禁煙等、適切な生活習慣の理解・実行
- 毎朝の体温測定・健康チェック。発熱又は風邪の症状がある場合はムリせず自宅で療養
日常生活の各場面別の生活様式
■買い物
- 通販も利用
- 1人または少人数ですいた時間に
- 電子決済の利用
- 計画をたてて素早く済ます
- サンプルなど展示品への接触は控えめに
- レジに並ぶときは前後にスペース
■娯楽、スポーツ等
- 公園はすいた時間、場所を選ぶ
- 筋トレやヨガは十分に人との間隔を。もしくは自宅で動画を活用
- ジョギングは少人数ですれ違うときは距離をとるマナー
- 予約制を利用してゆったりと狭い部屋での長居は無用
- 歌や応援は、十分な距離かオンライン
■公共交通機関の利用
- 会話は控えめに
- 混んでいる時間帯は避けて
- 徒歩や自転車利用も併用する
■食事
- 持ち帰りや出前・デリバリーも
- 屋外空間で気持ちよく
- 大皿は避けて料理は個々に
- 対面ではなく横並びで座ろう
- 料理に集中、おしゃべりは控えめに
- お酌、グラスやお猪口の回し飲みは避けて
■イベント等への参加
- 接触確認アプリの活用を
- 発熱や風邪の症状がある場合は参加しない
■働き方の新しいスタイル
- テレワークやローテーション勤務
- 時差通勤でゆったりと
- オフィスはひろびろと
- 会議はオンライン
- 対面での打合わせは換気とマスク
※高齢者や持病のあるような重症化リスクの高い人と会う際には体調管理をより厳重に。
執筆:すずちゃん
0コメント