ラッキーの狂い咲き☆ドラァグロード 第五十九話

皆さまごきげんよう 好運アブドミナル、ラッキー・リーです。
 


さてわたくし今週は、数日のお盆休みを頂きまして、例年通り祖父母のお墓参りに行ってきました。 

私は、生前の祖父母とは一緒に暮らした事が無く、思い出が沢山ある訳ではないのですが、父方、母方の祖父それぞれから名前の一字を頂き、私の名が出来ました。

その為かどうか、祖父母の死後、齢重ねて四十を過ぎた頃から、声が聴こえる、とまでは言いませんが、いつも祖父母や父、ご先祖様に見守られていると感じられるようになりました。 


実際に、大怪我をしても不思議ではない場面、或いは一命に関わるような時に、何度も救われた事がありました。
 

若い頃は、丈夫な身体を恃み、無理を重ねる事もありました。

今は、この身体は、今世限りのご先祖様からの授かり物であるから、大切に、そして最後まで一緒に走り抜くつもりで日々を過ごしております。
 

半世紀近い付き合いであり、勝手知ったるつもりのそんな我が肉体も、ドラァグクイーンに変身して一年が過ぎてみて、身体の奥底の、今まで全く知らなかった処から温泉が涌いているような感じがします。

身の置き場変われば、新しい反応が還ってくる訳ですね。

  

生きとし生けるものの肉体と精神、その一つ一つが、宇宙の様に果てしなく広く深いものかもしれません。

きっと自身についても、知らない事、知らないままお別れする事の方が多いのでしょう。
 


これからは宇宙船にでも乗ったつもりで、ゆったりと漂いながら、精々自分の中の未知との遭遇を楽しみにしています。

鬼が出るか蛇が出るか、行き着く涯はジャミラかシーボーズか? 


さて今夜も怪獣無法地帯…じゃなかった、大人の社交場 Bar Piece に22時頃から出勤します。
 


また来週❗

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