2019年3月22日(土)に名古屋・栄にある丸善名古屋本店にて「LGBTについて知ることで世界の見方はどう変わるのか」というセミナーが開催されました。
ライラと一緒に、「教養のためのセクシュアリティ・スタディーズ」の著者である風間先生・河口先生の講演をお聞きさせていただき、すずが感じたことなどを書きたいと思います。
意外だと思ったのは、同性婚や同性間の恋愛感情に対しては70%以上の人がいいと思っている人が居るが、同性行為に対してとなるといいと思うという人が一気に減り20~30%になってしまっているというアンケート結果でした。
女性同士の性行為より男性同士の性行為に対しての数字が低かったのも驚きました。
また、20~30代・40~50代・60~70代と高齢になるほど低くなっていて、高齢の方にはまだLGBTが受け入れられていないのではないでしょうか。
年齢が下がるほど許容している人が多いのは、多様な性が認められてきているのかもしれませんね。
寛容の定義についてもお話があり、とてもわかりやすく説明されていたので、なるほどなとすっきり?しました(笑)
簡単に言うと「寛容=境界線」なのかもしれないですね。
LGBTについて理解がある人でも、その人の考えによりここまでは許せるけどここからは許せない。
そういうことなのかな?とお話を聞いていて思いました。
結局は、LGBTに限らず対象を上から目線でLGBTを見ているのかな?
自分では上からのつもりではなくても、相手にそう感じさせてしまうこともあるので、どんなことでももっと気をつけないといけないと再認識させられました。
講師の方々が、青年の家裁判を起こしたときにはLGBTの方々からの批判も多かったとおっしゃられてました。
LGBTが取り上げられることで、ひっそりと過ごしていたのに注目されてしまうことが批判の原因になっていたそうです。
寛容の言葉のように認めてもらうのではなく、性的権利としてあたりまえの世の中になって欲しいですね。
今回の講師をされた先生方は、大学の教授をされておりLGBT学に力を注いでおられます。
河口先生の広島修道大学では地域とも連携して様々な取り組みもされているそうです。
その広島にはLGBT電話相談があるのですが、相談員が少ないため増員するためにLGBT市民向け講座などの取り組みもおこなっているそうです。
いろいろなお話を聞かせていただいて、まだ知らないことも多く、LGBTだけに限らず寛容などは全ての面において共通するのではないかな?と思いました。
すずの娘が喘息やアレルギーが酷いのですが、アレルギーも年配の方は未だに好き嫌いだと思いこんでいる方もいらっしゃるし、クラスの子など若い年代の方が理解があったりと、寛容という点では似ているとこがあると思いました。
セミナーに誘ってくれたライラに感謝♪
また機会があれば積極的に参加したいと思います。
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