皆さま、ごきげんよう ラッキー・リーです。
あつカマ通信 vol.15 も東京出張レポートです。 渋谷駅から歩いて15分ほど、渋谷区立松濤美術館で開催の『装いの力 異性装の日本史』展を観てまいりました。
この『異性装の日本史』展は、開催が発表されるや否や大きな話題を呼び、期間中に数度行われたトークショーやワークショップの予約枠は瞬く間に満了となりました。
ライラ・カンパニーとしても多大な関心を寄せ、日本最古のドラァグクイーンとして知られるシモーヌ深雪さんのトークショーを是非とも拝聴したかったのですが、よりによって『ライラ・カンパニーファッションショー2022』と同日ということで、叶いませんでした。
果たして、ようやく観覧出来たのですが、期間終了間近ということで、その人気は更なる高まりを見せ、平日でも入館は全て事前予約が必要になっていました。
館内には三橋順子先生の著作『女装と日本人』の中でも登場する貴重な文献の数々も展示され、のっけから目が釘付けになりましたが、異性装にまつわる資料がこれでもか、という程に続きます。
そしてフロアを変えた現代コーナーから、最後には日本ドラァグクイーンの源流、シモーヌ深雪さんら『DIAMONDS ARE FOREVER』のコーナーが控えております。
そこにはド派手な衣装と、トンチの効いた小物が並べられてあり、私は、諧謔の反抗の合わせ技できれいに投げられ、一本取られた気分でした。
しかしながら、転んでも手ぶらでは帰るまい、と『異性装の日本史』図録を購入して、帰途につきました。
この図録も、二度目の品切れになるほどに売れに売れております。
『装いの力 異性装の日本史』展は10月30日(日)に終了ですが、図録は再度増刷されるそうです。
皆さまも是非ご覧になってくださいね。
※追記
本展は10月30日に、松濤美術館の最高入場者数記録を更新したそうです。
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