あつカマ通信 vol.11

『2045年 女の都 変態都市』DVD 


 「映画祭で絶賛されたピンク映画のオマージュに満ちた伝説のカルト映画」


 あつカマ通信vol.11は映像作品のご紹介です。 


 出馬康成監督『2045年女の都 変態都市』は1994年の作品で、西暦2045年の近未来が舞台です。

全国テレフォンセックス大会(!)から始まる奇妙な物語は、ビデオをダビングしたような画質も相まって、怪しい雰囲気に満ちております。 


ピンク映画、と聞いてもピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、いわゆる成人映画の総称であり、中でも大手映画会社以外で製作された作品を指すそうです。

若手監督による埋もれた傑作が、後に発掘・改題され、突発的に注目を浴びる事もあります。 


今回視聴した『2045年女の都』はR-15指定のDVDソフトですが、かつてはVHSソフトが発売されていて、1994年の映画公開当初は『異常テク大全 変態都市』というタイトルで大蔵映画から配給されたようです。

往年のピンク映画へのオマージュ、という事で、その昔、実際に映画館でピンク映画を観たことのある私(ラッキー)は、懐かしい気分で画面を眺めておりました。 


舞台は未来、視線は過去へ、というような作風の中で唯一人、近未来を表すアイコンとして、シモーヌ深雪さんが登場している、私にはそんな風に映りました。

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